ニュース
「くるみん認定」とは? メリットや認定基準は? 22年4月の改正ポイントを解説:子育てサポート企業(4/5 ページ)
「くるみん認定」は、次世代法に基づき、一定の要件を満たした企業を「子育てサポート企業」として認定する制度です。認定基準が改正されるのを機に、あらためて制度の内容と目的を確認しましょう。
新たな認定基準と不妊治療の両立支援マーク
【1】「トライくるみん」の創設
現行のくるみん認定と同等の認定として、新たに「トライくるみん」が創設されます。それに伴い、現行の「くるみん」「プラチナくるみん」の認定基準が見直されます(図表2、3)。
トライくるみんの認定基準は現行のくるみんと同じで、改正後は、トライくるみん認定を受ければ、くるみん認定を受けていなくても、プラチナくるみん認定を申請することができます。
【2】不妊治療と仕事の両立支援に関する認定制度の創設
さらに、この3種類のくるみん認定に付随して、不妊治療と仕事の両立に取り組む優良な企業を認定する新しい制度が誕生します(図表4)。
愛称とマークは未定(2021年12月末時点)ですが、「○○トライくるみん」「○○くるみん」「○○プラチナくるみん」というように、それぞれのくるみん認定と一体的に表示・活用できるものが想定されています。
関連記事
- 「月末に1日だけ取得すればお得」 男性育休の“抜け道”を、会社側は制限できるか
当社では男性育休を推進していますが、賞与支払のある月の月末に1〜3日間と短期間の取得が目立ちます。「月末に育児休業を取得するとお得」という情報をもとに申請しているようです。取得期間を最低1カ月以上と定めることはできますか? - 男性育休「渋々取得」→100%に! 社内の雰囲気が激変、サカタ製作所で何が起きたのか
サカタ製作所は急速に男性育休取得を推進し、18年には取得率100%達成、以降も100%をキープしている。当初は「我が家には必要ない」など社内の理解を得られなかった男性育休を、なぜ浸透させることができたのか? - 男性育休「皆無」→100%に 「休めば、給与が増える」中小企業の“逆転発想”
男性の育児休暇取得が「皆無」だったが、「男子育休100%宣言」を打ち出し、見事達成した会社がある。一体どんな工夫を凝らしたのか。 - 「営業は休めない」をどう解消? 積水ハウス、男性育休「100%・1カ月以上」実現のワケ
積水ハウスの男性育休取得率は100%、取得期間も1カ月以上と長い。しかし、始めからスムーズに制度が受け入れられたわけではない。従来は男性の育児休業の平均取得日数は2日程度で、「営業職は休めないだろう」という声も多かった。積水ハウスではどのように風土を変え、男性育休を定着させたのか。話を聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.