車の買い取り査定依頼は「1社」が最多 複数社への依頼で満足度はどう変わる?:日本トレンドリサーチ調べ
日本トレンドリサーチが「車の売却」に関するアンケートを実施し、買取査定の満足度について調査した。
NEXER(東京都豊島区)が運営する日本トレンドリサーチは、車買い取り業者の会宝産業(金沢市)と共同で「車の売却」に関するアンケートを実施した。その結果、車の買い取り査定を依頼した業者は「1社」が最多である一方、複数社に査定依頼をしたほうが満足度が上っていることが分かった。
買い取り業者に車を買い取ってもらった経験があるか聞いたところ、「ある」と答えた人が28.2%だった。
「ある」と回答した人に、買い取り業者に売却した理由を尋ねると、「都会暮らしになり不要になったから」(30代男性)、「新車に買い替える時ディーラーに下取りできないと言われたので売却した」(60代女性)、「買い替え時、ディーラーの査定が低かったので買い取り業者に交渉をして2割ほど高値で引き取ってもらった」(70代男性)といった声が寄せられた。
買い取り業者を決める際、査定を依頼した業者数を尋ねたところ、46.2%が「1社」と回答し最も多かった。次いで、「3社」(21.1%)、「2社」(20.8%)と続いた。
依頼した業者数別に、車を売却した際の買い取り金額に満足したか聞いてみると、「6社以上」に査定してもらった人の30.8%が「満足」と回答しており、満足の割合が最も高い結果となった。
「満足」と回答した人の割合は、査定依頼数が増えるほど高くなっており、査定依頼を増やすほど満足度は上がる傾向が見てとれる。
「満足」と回答した人からは、「複数社の買い取り価格を比べたら思った以上に高く引き取ってくれた」(60代男性・5社依頼)、「10年以上乗っていたのにそれなりの価格がついたから」(40代男性・2社依頼)といった声が聞かれた。
「どちらともいえない」と回答した人からは、「もっと探せばより高い業者がいたかもしれないが面倒くさくなった」(60代女性・3社依頼)、「何社かの見積もりを取ったが、コマーシャルのように買い取り価格に差は無かったから」(60代男性・4社依頼)というコメントが寄せられた。
一方、「不満」と回答した人からは、「買い取り価格が安すぎた」(40代女性・3社依頼)、「後出しで色々な経費を引かれ、結局当初の査定額とは程遠い金額での買い取りとなった」(50代男性・3社依頼)という意見があった。
買い取り査定を「2社以上」にお願いした400人に、会社によって査定額に差はあったか聞いたところ、「かなり差があった」「多少差があった」があわせて91.6%となった。少なからず会社によって差があることがうかがえる結果となった。
今回の調査は、2638人の男女を対象にインターネットで実施した。調査期間は1月29〜31日。
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