コラム
「魔法の虫めがね」で何が見えてきたのか “ヒヨコ”が出てきて消えた理由:週末に「へえ」な話(5/5 ページ)
大日本印刷が「魔法の虫めがね」なるモノを開発した。クラウドファンディングで販売したところ、目標金額を大幅に上回ることに。それにしても、このデバイスはどのような特徴があるのだろうか。
目標は5万台
「魔法の虫めがね」の販売は、5月末を予定している。競合が存在しないのでどのくらい売れるのか、いまのところ不透明な部分が残っているが、知育デバイスは「5万台売れればヒット」と言われているので、当面はその数字を目指していくそうだ。
5万台売れるのか、それとも10万台? いやいや、残念ながら1万台かも。「魔法の虫めがね」を使って、未来の販売数が分かればいいが、AIがその数字を正確に予測するのは、まだまだ先になりそうである。(一旦終わり)
原稿を書き終わって、編集部のK女史にチェックしてもらったところ「『ドラえもん』に出てくる“ひみつ道具”みたいですね」といった指摘があった。調べてみると、「連想式推理虫メガネ」なるものがあるではないか。どんな特徴があるのかというと、探しているモノなどを言ってスイッチを入れると、その特徴から連想されることが表示されていき、最終的に解決するといった道具である。
ちなみに、この話は『ドラえもん』の32巻に収録されている。32巻が発売されたのは1984年のことなので、いまから38年も前のことである。そう考えると、改めて藤子・F・ 不二雄さんの先進性を感じさせられたのであった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』――最も高い家に住んでいるのは? 査定してみた
国民的アニメの主人公は、どんな家に住んでいるのでしょうか? 『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』の自宅を査定したところ……。
CDが苦戦しているのに、なぜ曲を取り込む「ラクレコ」は売れているのか
CD市場が苦戦している。売り上げが減少しているわけだが、CDをスマホに取り込むアイテムが登場し、人気を集めている。商品名は「ラクレコ」(バッファロー)。なぜ売れているのか調べたところ、3つの要因があって……。
トイレの個室に「使用時間」を表示 で、どうなったのか?
首都圏のオフィスで、ある「実証実験」が行われた。トイレの個室に「他の個室の使用状況」と「滞在時間」を表示したところ、どういった効果があったのだろうか。システム開発を手掛けているバカン社の河野社長に話を聞いたところ……。
“売れない魚”の寿司が、なぜ20年も売れ続けているのか
魚のサイズが小さかったり、見た目が悪かったり――。さまざまな理由で市場に出荷されない「未利用魚」を積極的に仕入れ、宅配寿司のネタにしているところがある。しかも、20年も売れ続けていて……。
マンションに自転車店が駆けつけて、1日26万円も売れている理由
都市部のオフィスにキッチンカーが戻ってきた。カレーやハンバーなどを購入するためにビジネスパーソンが並んでいるわけだが、気になる店を見つけた。自転車の修理・点検である。移動営業をしてもうかっているのかどうか、気になったので担当者に話を聞いたところ……。
「関西シウマイ弁当」を手にするために行列! 担当者に開発秘話を聞いた
崎陽軒の「シウマイ弁当」を食べことがある人も多いのでは。日本で最も売れている駅弁だが、これとよく似た弁当が登場した。その名は「関西シウマイ弁当」。JR姫路駅で販売したところ、行列ができるほどの人気ぶり。駅弁を製造している「まねき食品」の担当者に、開発の裏話を聞いたところ……。
発売前に現行モデルの5倍! パナの電動工具が売れに売れている理由
パナソニック ライフソリューションズ社の電動工具が売れている。新ブランド「エグゼナ」を立ち上げて、フラッグシップモデル「Pシリーズ」を発売したところ、販売目標を大きく上回る結果に。売れている理由を取材したところ……。
