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クラファンでバカ売れ! 売れるほど赤字だったライト一体型プロジェクター「popIn Aladdin」誕生秘話家電メーカー進化論(1/9 ページ)

設置性の高さや使い勝手が話題となったシーリングライト一体型プロジェクター「popIn Aladdin」。20年には「popIn Aladdin 2」、21年には据え置き型「Aladdin Vase」を発売。プロジェクター開発の経緯とその先にある野望を、popInの程濤社長に聞いた。

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 2018年、クラウドファンディングサイトのmakuakeで話題を集めたのが、シーリングライト一体型プロジェクター「popIn(ポップイン) Aladdin」だ。

 それまでプロジェクターというと、本格的なシアタールームや5.1chサラウンド環境とともに、大画面で映画を見るために入手するイメージが強かった。popIn Aladdinはシーリングライトと一体化させ、多数の独自アプリを用意することで、場所を選ばない設置性とカジュアルな使い勝手を提案し、高い評価を得た。

 20年にはフルHD化による高画質の実現と投影自由度の高い新型レンズを採用した「popIn Aladdin 2」を開発。さらに21年には据え置き型の「Aladdin Vase」を発売するなど、積極的に製品ラインアップを増やしている。

 この新しいタイプのプロジェクターを開発するpopInとはどういう会社なのか。プロジェクター開発の経緯やその先で目指していることは何なのか、創業者でもある程濤(テイ・トウ)社長に話を聞いた。


popIn 代表取締役 程濤氏。1982年、中国・河南省生まれ。東京工業大学卒。東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻、修士課程修了、博士課程中退。08年、修士在学中に、東大のベンチャー向け投資ファンド「東京大学エッジキャピタル(UTEC)」の制度を利用して、popInを創業
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