高機能な“ワークスーツ”に新モデル続々 ワークマンは「4800円」でバカ売れ、紳士服大手も続々投入:スーツに見える“ゴルフウェア”も(1/3 ページ)
働く環境の変化に合わせ、盛り上がりを見せている「ワークスーツ市場」。各社から春夏向けのアイテムが続々登場している。
コロナ禍で3度目の新年度を迎えようとしている。働く環境は様変わりし、リモートワークやオンライン会議などもすっかり定着してしまった。環境の変化に合わせ盛り上がりを見せているのが「ワークスーツ市場」だ。
矢野経済研究所が2021年7月に発表したデータによると、18年に20億円だった市場規模は右肩上がりを続け、23年には160億円、25年には210億円にまで成長すると予測している。
ワークスーツの特徴といえば、高いストレッチ性や防シワ、自宅の洗濯機で洗えるといった機能性が挙げられる。18年にオアシススタイルウェア(東京都港区)が、ストレッチ性や速乾・はっ水、イージーケアなどの特徴を持つ独自開発の新素材「ultimex(アルティメックス)」使用した「ワークウェアスーツ」(現WWS)を発売。
もともとは、グループ会社である水道工事業の社員向けユニフォームとして開発したものだが、30〜50代の男性を中心に支持を集め人気商品となった。
そんな同社が新たに投入するのが、本間ゴルフとコラボレーションした「スーツに見えるゴルフウェア」だ。コロナ禍で「密」を避けて楽しめるスポーツとしてゴルフが注目される中、“仕事帰りにそのままゴルフに行ける”商品として訴求している。
同商品は、高機能でありながらもフォーマル要素を持つWWSの特徴を応用。ジャケットは、ボタンを閉めることで風除けやアクティブ仕様に変更できる2WAYに設計。パンツには、ティーやマーカー、ボールを収納できる専用ポケットや、グローブを貼り付けられるマジックテープ付きポケットを配置するなど、ゴルフに特化した機能を搭載している。
価格はジャケット1万9800円、パンツは1万6500円。サイズはジャケットがS〜LL、パンツはS〜3Lを展開している。
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