ワークマンが「ワークスーツ」第3弾を発表 シワになりにくい生地で“見栄えを重視”:レインコートや半袖シャツも投入(1/2 ページ)
ワークマンは2月10日、ワークスーツの新製品となる2022年モデルを発表した。
ワークマンは2月10日、ワークスーツの新製品となる2022年モデルを発表した。21年春に投入したスーツは、軽くて動きやすいとの評価がある一方、シワになりやすいという指摘があった。そこで新モデルでは、従来より硬めでシワになりにくい生地を採用。また、バッグを背負ったまま着用できるレインコートや多機能シャツを投入し、需要の取り込みを図る。
21年2月に発売したワークスーツは、「裏返しにすれば作業服になるスーツ」として、作業現場とオフィスを行き来するビジネスパーソンをターゲットに展開。上下セットで5000円を切る価格帯なども話題となり、夏ごろまで欠品が続いていた。
新たに発売する新モデルでは、スーツとしての“見栄え”を重視しビジネス寄りのデザインを採用。通年で着用できる帝人フロンティアの高級素材「SOLOTEX」を使用した製品と、夏物のメッシュ生地を採用した2タイプを発売する。価格は、いずれのタイプもジャケット2900円、パンツ1900円とした。
SOLOTEXを使用したスーツジャケットとパンツは、昨年のモデルから改良し厚手の生地を採用。色は、従来のブラックとネイビーに加え、お客からの要望があったミックスグレーを追加した。サイズはスーツジャケットがS〜3L、パンツはS〜4Lを展開する。
4月上旬発売予定のメッシュ生地を採用したタイプには、東レの高機能素材「DotAir」を使用。生地はコシのあるものに改良し“キッチリ感”を高めた。サイズは、スーツジャケットがM〜3L、2WAYパンツはM〜4Lを展開する。
いずれのモデルにもはっ水加工を施し、着脱可能なフードを搭載するなど、作業用の機能を引き続き搭載した。また、パンツは、作業用に裾をホックで細くできたり、工具用ポケットが引き出せたりする仕様とした。
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