ペットライフのデジタル化が加速 ペットの写真をSNSに投稿する人は82%:必要な情報はSNSで確認
スマートフォンアプリを開発・運営するNGA(東京都港区)が「ペットに関するアンケート」を実施した。
仕事に役立つ調査データ:
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スマートフォンアプリを開発・運営するNGA(東京都港区)が「ペットに関するアンケート」を実施した。その結果、ペット飼い主のSNS利用率は80%を超え、若年層を中心にECからペット用品を買う人が増えているなど、ペットライフのデジタル化が進んでいることが明らかとなった。
「よくSNSでペットの写真や動画を投稿しますか」という質問に対し82%が「はい」と回答した。年代別に見ると、10代は100%が「はい」と回答した。一方、年代が上がるにつれその割合は下がり、50代は73%となった。
ペットの関連情報を検索するか尋ねると、82%が「はい」と回答した。よく使う検索方法は89%が「SNS」と答え、「検索サイト」から探す人はわずか10%にとどまった。多くの人がSNSから情報を得ているようだ。
ペットの月次コストの質問項目では「1万〜3万円」(46%)と回答した人が最多となった。「3万〜5万円」(11%)、「5万円以上」(4%)をあわせると、月次コストに1万円以上かけている飼い主は61%に上る。
年代別では、60代以上で月1万円以上かけている人は8割を超える結果となった。同社は「定年近くや定年後で暮らしに若干余裕があるため、ペットにお金をかける傾向にある」と指摘している。
ペット用品の購入ルートは、全ての年代で「ペットショップ」が過半数を占めた。一方、若年層では「EC」の利用率が高くなっており、10代では50%、20〜30代でも20%以上がECを利用していると答えた。
今回の調査では、SNSが重要な情報元かつ情報発信元となり、ECからペット用品を買う人も若年層を中心に増えていることが明らかとなった。結果を踏まえ同社は「ペットライフのデジタル化は今後も続く」と予測している。
調査は2021年10月25日に「九十九里ビーチドッグフェスティバル2021」会場に訪れた223人を対象に実施。対面でアンケート回答を得た。
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