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ハイブリッド勤務者の74%が「寝ても疲れがとれない」 味の素の調査(2/2 ページ)

直近3カ月以内の睡眠に不満や不安など課題を感じている20〜50代に、「ハイブリッド勤務が抱えている課題」の調査を実施。「日中、眠気を感じる」と答えた割合が最も高かったのは、「ハイブリッド勤務で出社が週3日程度の人」だった。

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リモートワークと出社の日の意識を比較すると

 リモートワークと出社の日の意識を比較すると、「コミュニケーションにストレスを感じる」はリモートワークのほうが高いものの(リモート54.9%、出社40.9%)、他はすべての項目で出社の日がストレスを多く感じる傾向だった。

 出社で最も多かったのは、「朝の支度にストレスを感じる」(出社69.8%、リモート47.7%)、次いで「肉体的に、朝起きるのがつらい」(出社66.6%、リモート49.6%)、「夜に、肉体的な疲労感が強い」(出社63.9%、リモート36.9%)だった。


リモートワークと出社の日に感じることの比較

リモートワークの日に感じること

 リモートワークの日に感じることについて、1位は「オンオフの区切りがつかない」(56.7%)、2位は「出社の日に比べて、長時間労働になる」(34.0%)、3位は「出社の日に比べて、寝つきが悪い」(31.9%)という結果になった。


 リモートワークの日に感じること

  産業医・睡眠専門医の相良雄一郎さんは、「リモートワークに慣れてしまうと、出社の日は通勤による早起きや対人ストレス、家事育児時間の圧迫などにより疲労度が高い。また、リモートワークは業務ペースが作りやすく苦手な人との距離もとりやすいようだが、プライベートと仕事の切り替えが難しく、かつ活動量も下がり、睡眠の質も低下しているようだ」とコメントした。

 今回の調査は、緊急事態宣言解除後に勤務形態が変化し、直近3カ月で出社勤務が増え睡眠に不満や不安など課題を感じている20〜50代を対象に、インターネットで実施した。期間は22年1月、有効回答数は623人。

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