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EVは電力不足の敵か救世主か 鈴木ケンイチ「自動車市場を読み解く」(4/4 ページ)

日本の電力供給体制の脆弱性を明らかにした昨日の電力ひっ迫。ここで気になるのがEVという存在です。電気で走るEVはどのような存在になるのでしょうか。ポジティブなのか、はたまたネガティブなのか?

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EV化はクルマ本体だけの話ではない

 現在、日本では「EVシフト」が話題となっています。しかし、ガソリン車をEVに変えるには、クルマ本体だけで済む話ではありません。必要な電力をどのように用意するのか。どのように必要なところに届けるのか。さらに需給バランスをどのように調整するのかなど、大きな課題が数多く残っています。

 もちろん地球環境問題の解決のため、クルマの電動化という未来は避けては通れません。それでも、焦ってEVシフトを急いで、停電が頻発するようになって、日々の生活が不便になっては困ります。EV普及には、どんな課題があるのか。その解決策は何になるのか。そうしたことをじっくりと考え、話し合うのが、現在ではないでしょうか。

筆者プロフィール:鈴木ケンイチ

1966年9月生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレース(マツダ・ロードスター・パーティレース)に参戦。新車紹介から人物取材、メカニカルなレポートまで幅広く対応。見えにくい、エンジニアリングやコンセプト、魅力などを“分かりやすく“深く”説明することをモットーにする。


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