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フードデリバリー戦国時代の今、ローソンが「ゴーストレストラン」に参入するワケ:1店舗で複数の集客導線を確保(3/3 ページ)
ローソンは「ゴーストレストラン」の実証実験を強化する方針を発表。店内の調理スペースでさまざまなブランドを展開する。コロナ禍で落ち込んだ売り上げのカバーにつながるか。
今後の展望は?
今後は、ブランドと実験店舗を拡大する。
3月25日には4つ目のブランド「スンドゥブ専門店 ピギョル」を開始する。4月以降もマーボー豆腐やルーロー飯のオリジナルブランドを開設予定だ。23年までに20ブランドの開設を目指す。
また、3月29日から「ローソン江北六丁目店」(東京都足立区)、「ローソン小石川一丁目店」(東京都文京区)、「ローソン舞浜店」(浦安市)を実験店舗に追加する。23年2月末には関東圏で100店舗に拡大することを目指していく。
ゴーストレストラン事業では、ローソン1店舗で複数ブランドの展開が可能という特徴がある。1店舗で「ラーメン専門店」「カレー専門店」「マーボー豆腐専門店」など、複数の集客導線を確保できる。実証実験を通じて、1店舗当たりいくつのブランドを担うことが可能か、どういう商品を扱うべきか見極めていくとする。
吉田氏は「今回の実証実験を通じて、事業としての採算性を見極めていく。店舗やメニューを増やし、オペレーションなどの調整を行いながら、利用シーンやターゲットを明確に設定していきたい」と今後の抱負を語った。
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