ワークマンの「靴専門店」オープン “ばんそうこうを貼った足”を見て開発した商品とは?:「WORKMAN Shoes(ワークマンシューズ)」(3/3 ページ)
4月1日に「WORKMAN Shoes」第1号店となる、なんばCITY店(大阪市)がオープンした。シューズ専門店となる「WORKMAN Shoes」にはどのような狙いがあるのか、オープン前の店内を取材した。
アンバサダーの意見を取り入れたアイテムはベストセラーに
商品は、キャンプ・ジョギング・ランニング・ハイキング・トレッキング・雨天のタウンユースなどの用途別に、YouTuberやブロガーといったアンバサダーの意見を取り入れながら開発した。
実際にアンバサダーの意見を取り入れた「高耐久シューズアクティブハイク」(1900円)は、派生商品も展開するなど、100万足を販売するベストセラーとなった。今後もアウトドアで活躍する「防虫」シューズなど、アンバサダーの声を生かした商品を発売予定だ。
同店ではそのほか、バッグやソックス、カラフルな靴ひもといった小物アイテムを充実させた。お客がシューズと合わせて着用するイメージを持ちながら手に取れるよう工夫した。
店内を見ていて、ほとんどの商品が「980円」「1500円」「1900円」「2900円」の価格帯に絞り込まれていることに気が付いた。担当者は「お客さまが分かりやすい価格設定とした」と話す。機能を見ると価格が分かるようにしているという。
初年度の売上目標は2.5億円。6月には東京・池袋に2号店を出店する予定だ。製品ラインがそろうまではショッピングモール内への出店を続け、路面店の展開開始後、10年ほどで200店舗まで拡大させるという。
200店到達時の売り上げは300億円を想定し、ワークマン全体の一般靴の売り上げは合計で600億円を見込んでいる。将来的には、独自の高機能プライベートブランドシューズで、ABCマートやチヨダ、ジーフットといった靴専業小売3強に次ぐ売り上げを目指す。
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