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ワークマンの「靴専門店」オープン “ばんそうこうを貼った足”を見て開発した商品とは?「WORKMAN Shoes(ワークマンシューズ)」(2/3 ページ)

4月1日に「WORKMAN Shoes」第1号店となる、なんばCITY店(大阪市)がオープンした。シューズ専門店となる「WORKMAN Shoes」にはどのような狙いがあるのか、オープン前の店内を取材した。

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「かかとにばんそうこうを貼っている女性」に着目

 店舗正面には、女性用パンプスをズラリと並べた。目玉商品の「アクティブパンプス」(2480円)は、「街でかかとにばんそうこうを貼っている女性が多いこと」から着想を得た商品。やわらかい素材を使いクシュッとしたシルエットに設計することで、歩行時もシューズがかかとから離れないようにした。

ワークマン
「WORKMAN Shoes」のロゴも誕生した(筆者撮影)

 また、”ハタラクジョシ”を応援するアイテムとして、クッション性が高いインソールを採用。ビジネスはもちろんタウンウェアとしてもアクティブに履けるパンプスとして訴求する。

ワークマン
「アクティブパンプス」はクロ・アイボリーの2色(筆者撮影)

こだわりの多い商品をなぜ2900円で販売できる?

 ランニングシューズ「アスレシューズハイバウンス オーバードライブ」(2900円)は、同店で先行販売するアイテム。独自開発のカーボンプレートを内蔵したモデルで、ランニングが趣味のアンバサダーが60キロを走り実験した。みんなに快適に履いてほしいとの思いが込められているといい、「ランニングをこれから始める初心者」を主なターゲットとする。

ワークマンワークマン 「アスレシューズハイバウンス オーバードライブ」構造(筆者撮影)

 一般的にランニングシューズは横幅が細いデザインが多く、ランニング初心者が着用すると重心が安定しにくく膝や太ももなどを痛める場合があるという。

 同社はその点に着目し、同商品では横幅を広く設計することで安定性を確保。軽量素材を採用することで重さを240グラムとしたほか、独自開発のカーボン配合プレート「DRIVEN PLATE」を内蔵し、走りやすさにこだわった。初年度は28万足の販売を計画している。

 こだわりが多い商品をなぜ2900円という価格で販売できるのだろうか。担当者は「価格を先に決めてから開発を行った」と話す。「2900円のランニングシューズ」というテーマを設定し、価格内で実現できる機能をすべて詰め込んだという。同社のシューズで2900円は高価なアイテムに入ることから「冒険だ」と笑う。

ワークマン
4月15日までは店頭にランニングマシンを設置し、試走できるようにした(筆者撮影)

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