外食意向「当分は様子を見て控える」が32.5% 歓迎会の実施率は8.2%(1/2 ページ)
外食の現状や消費者心理調査。コロナ禍前と比べて、現在までの外食頻度の変化を聞いたところ、「当分は様子を見て外食を控える」と答えた人は32.5%だった。
外食市場に関する調査、研究機関である「ホットペッパーグルメ外食総研」を運営するリクルートは、全国47都道府県に住む20〜69歳を対象に、「外食の現状や消費者心理調査」を実施した。コロナ禍前と比べて、現在までの外食頻度の変化を聞いたところ、「当分は様子を見て外食を控える」と答えた人は32.5%で、2021年11月の同調査より11.0ポイント増加した。
この数値は、21年夏の東京オリンピック直前での調査(21年7月調査34.9%)に近い水準で、21年11月の同調査(21.5%)と比べると11.0ポイントも増加している。一方、コロナ禍前と「変わらない頻度で行くつもりだ/行っている」(13.9%)、「頻度を減らして行くつもりだ/行っている」(43.0%)は前回の調査時より減少した。
コロナ禍前と比べ、外食頻度が変化すると考えた理由
外食頻度が減少すると答えた人に理由を聞いたところ、最も多かったのは「感染しないか不安だから」(63.6%、前回調査52.4%)だった。次いで「まだ自粛すべきだと思うから」(45.0%、同36.6%)が続いている。
ともに前回調査よりスコアが上昇し、再び新型コロナウイルスの感染に警戒を強めた様子がうかがえた。また、今回は「店の衛生対策の進み具合を見て、しっかりした店を選ぶつもりだから」が14.2%と、前回(18.8%)より4.6ポイント下がった。リクルートは、「コロナ禍が長引くことで、店側の感染対策は差が少なくなっていることが影響しているようだ」とコメントした。
店を選ぶ際に気にすること
外食意向のある人に、店を選ぶ際に気にすることを聞いた。最も多かったのは「席の間隔が空いているか」で54.6%、次いで「きちんと換気がされているか」が51.8%、「パーテーションの仕切りやお客同士が対面にならないなどの工夫がされているか」が42.3%だった。「都道府県などの自治体の認証を受けた店かどうか」は、前回の20.8%から16.0%と4.8ポイント減少し、影響力がやや下がったことが分かる。
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