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ランドセルを体感で約90%軽くする「さんぽセル」発売 発売前から4カ月待ちの大反響(2/3 ページ)

小学生の発案で生まれて実用化された商品、特許出願済み。

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「さんぽセル」開発の背景

 多くの小学生が背負うランドセルは「脱ゆとり」の影響で教科書が大型化したこと、多くの学校で置き勉を禁止されていることなどの理由から重い時は10キロを超える。平均体重20キロの小学1年生でもランドセルの重さは約6キロ程度あるとされており、これは体重60キロの大人に換算すると約18キロ(2リットルのペットボトル9本)の荷物に相当する。

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ランドセルの重量イメージ

 その重さから、ランドセルは成長期の健康被害の原因とも指摘されている。姿勢の悪化や背骨の変形、慢性的な腰痛などの原因になっているといわれているのが現状だ。「さんぽセル」は、この状況を打破するために開発された。

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さんぽセル開発初期

 さんぽセル開発のきっかけは、廃校の小学校を遊び場として開放するSMYLH(日光市)に対して、小学生たちが雨の日の遊び場がなく、「Nintendo Switchが欲しい」と言ったことだったという。「では自分たちで稼いでみるのはどうだろう?」と伝え、夏休みに商品開発を教えたところ、「さんぽセル」が誕生。特許申請も行い、商品を発表したところ発売前に4カ月待ちという状態になった。

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さんぽセル開発初期
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さんぽセル開発時の風景

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