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東京ミッドタウン八重洲は“ロボットも働くオフィス” エレベーターも自ら乗り降り:ポストコロナ新時代のオフィス(3/3 ページ)
三井不動産は、開発を進める東京都中央区の「東京ミッドタウン八重洲」で導入を予定するロボットサービスの詳細を発表した。
ロボットの活用で選ばれるオフィスビルに
新型コロナウイルスの感染拡大後、テレワークが普及し首都圏から地方への本社移転やオフィス削減といった動きが加速。一方、都内では大規模開発が進んでいて、東京・八重洲以外でも、新しいオフィスビルの建設が始まっている。山口氏は、東京ミッドタウン八重洲で進めるタッチレスオフィスやロボットの導入は「オフィステナントの付加価値につながり、選ばれる一つの要因になる」と胸を張る。
「ポストコロナを考えた時に、『感染対策』だけではなく平時でも使ってもらえるサービスでないと意味がない。例えば、タッチレスサービスは感染対策にもなるが、IDを持ち歩かなくても済むという便利さにもつながる。
ロボットサービスは、省人化を図る目的からバックオフィスでの運用が多かった。ここでは、デリバリーロボットなどを通じて入居者や街を訪れた人がロボットを身近に感じる環境を構築。『最先端のオフィスで働いている』といったモチベーションにつながる環境を提供したい」(山口氏)
東京ミッドタウン八重洲での導入に向け、「日本橋室町三井タワー」の自社オフィス内でロボット運用の実証実験を進めている。映画のワンシーンのような、ロボットと働くオフィスが間もなく誕生しようとしている――。
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