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「残業ゼロでいいなら入社したい」 優秀な新卒の“残業免除”は不公平か?:Q&A 総務人事の相談所(1/2 ページ)
働き方改革の影響で「残業」に対する考え方も変わりつつある。入社を希望する内定者から「趣味の活動があるので、残業できない」と相談があった。優秀な人材のため、ぜひ入社してほしいが、残業している社員に対して不公平な気もする……。人事部としてどのように対応すべきだろうか?
連載:Q&A 総務・人事の相談所
総務や人事の現場で起こる疑問を、Q&A形式で回答します。回答を見るには、会員登録が必要です。著者は新経営サービス 人事戦略研究所の森中謙介氏。
Q: 内定者から「趣味の活動があるため、平日の残業は全くできない」と相談されています。当社も残業削減には努めていますが、それでも一人当たり平均15〜20時間程度は残業をしている場合が多く、この社員のみ残業ゼロとするのは不公平ではないかと頭を悩ませています。本人は大変優秀でスキルもある方なのでぜひ当社に入社し、活躍してほしいと考えているのですが、どのように対応するのがいいでしょうか?
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