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ファミマ!!で、コオロギ使用のプロテインバーとクッキーを発売 製造元の狙いは?:タンパク質やビタミンが豊富(2/2 ページ)
ファミリーマートは6月2日から、ストアブランド「ファミマ!!」の13店で国産食用コオロギを使用したプロテインバーとクッキーを発売する。
新商品2「C. TRIA クッキー(大判)/ココア」
「C. TRIA クッキー(大判)/ココア」(198円)は、バターのコクが広がるほろ苦いココア味の大判クッキー。アーモンドとオレンジピールをアクセントに加えているほか、環境と健康に配慮してマーガリンを不使用とした。「2021年日経優秀製品・サービス賞 日経産業新聞賞」を受賞したC. TRIA第1弾ラインアップ「C. TRIA クッキー」のレシピを改良し、1枚ずつに包装した食べやすい形で販売する。
「タンパク質危機」に向け、コオロギ喫食のハードルを下げる狙い
グリラスは急激な世界人口増加に伴い、2025〜30年に発生するとされる「タンパク質危機」と、現在先進国を中心に問題となっている「食品ロス」という2つの社会課題に焦点を当てている。コオロギの餌は全て食品ロスでまかなっており、新しいタンパク源として、食用コオロギ関連事業を進めてきた。
食用コオロギが多くの生活者に当たり前の食の選択肢となることは、世界規模の食料問題に対する解決の一歩となる。しかしこれまで昆虫食関連商品の多くは、新規食材特有の心理的ハードルの高さや、生産コストに起因した製品価格の高さがその障壁となっていた。
「C. TRIA プロテインバー」と「C. TRIA クッキー」の2種は、これらの状況を打破する狙いで開発した。1年間自社ブランドを運営して蓄積したノウハウを生かし、低価格化と食味の改良を実現。既存商品で大切にしてきたコオロギの姿を連想させないパッケージとパウダー化したコオロギ原料の使用を継続し、喫食ハードルの低減を図っている。
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