ファミマのブラックサンダーフラッペが爆売れ 販売前から"勝ち"を確信していた理由:歴代1位の売れゆき(3/4 ページ)
ファミマの「ブラックサンダーフラッペ」の売れゆきが好調だ。フラッペ歴代1位の販売数に、担当者は「想定内」と答える。なぜ「飲むブラックサンダー」はここまで人気を集めたのか。
白黒2種類のフラッペを販売した狙い
――今回は白黒2種類のフラッペを販売していますが、どんな狙いがあるのですか?
岩井: 北海道限定の白いブラックサンダーを採用することで、話題性を集めるだけでなく、コロナ禍で外出自粛が続く中、身近に旅行気分を味わえる点を訴求したいと考えていました。
また、白黒の2品を販売したことで、2杯目の購入につながりやすいように販促でも工夫を凝らしています。
発売から1週間、フラッペを購入した利用者を対象に「次回フラッペ100円引き」のレシートクーポンキャンペーンを実施しました。この施策が功を奏し、実際に白を飲んだ人は黒を、黒を飲んだ人は次に白をと、リピートして利用いただけましたね。
――狙いがズバリ的中した、という感じでしょうか?.
岩井: そうですね。ブラックサンダーというブランドとの「飲料」での珍しいコラボであること、なかなか目にする機会の少ない白いブラックサンダーを気軽に楽しめることで話題を集め、新規層を広く獲得できました。
また、2杯目の購入を促す施策もはまり、リピーターも多かったので、新規とリピート両方にアプローチできたことが好調の要因だと思います。
「飲んだ瞬間ブラックサンダーだった」「食感が良い」「気になるからもう1種類も買ってみよう」、そんな意見を多くいただいています。
「黒いブラックサンダー チョコレートフラッペ」は夏ごろまでの販売、「白いブラックサンダー クッキーバニラフラッペ」は数量限定での提供なので、なくなり次第終了となります。
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