2015年7月27日以前の記事
検索
連載

モンスト脱却目指すミクシィ、ゲームの次が公営ギャンブルとスポーツ事業なワケ妄想する決算「決算書で分かる日本経済」(5/8 ページ)

今回取り上げるのはミクシィです。もともとは社名の通りでSNSの「mixi」として成長してきた企業ですが、その後は「モンスターストライク」が大ヒットしてモバイルゲームが中心の企業となっています。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-

1000億円近いキャッシュリッチ企業

 業績は下落傾向にあるとはいえ、ミクシィはモンストで、高い利益率のもと大きなキャッシュを稼いできました。

 現預金や売掛金といった手元資金は1301億円ほどあり、負債は全て合計しても320億円と非常にキャッシュリッチな企業になっています。

 つまり財務的には大きな余力がある企業となっています。

 そんな背景のもと、19〜22年の4年間で700億円の投資を実行していて、23年〜25年の3年間でも300億〜500億円の投資を計画しています。

 先ほど見たように23年3月期のゲーム事業の売り上げは減少の見通しでしたが、全社の見通しでは増収の見通しとなっていて、ゲーム事業以外にも投資していこうとしているのが分かりますね。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る