ワークマン、靴専門店が「ユニクロやジーユーと差別化できる」と話すワケ 人気パンプスには新色も:東京・池袋に出店(3/3 ページ)
作業服大手のワークマンは6月16日、靴専門店の「WORKMAN Shoes(ワークマンシューズ) 池袋サンシャインシティアルパ店」(東京都豊島区)をオープンした。
着用シーンの表示で他店との差別化図る
そしてもう一つ気になるのが、ユニクロやジーユーといった競合だ。利用シーンや客層の重複が予想されるが、ワークマンは「当社の製品は、消費者が『この靴はこんな時に履くもの』というイメージが明確にあるため競合と差別化できる」と胸を張る。
同社曰く、ユニクロやジーユーでは、「このファッションにあう靴」といった形で、コーディネートの一環として服を買ったついでに購入する傾向にあるという。一方ワークマンの場合は、「雨の日に履くもの」「走るときに履くもの」と着用シーンを明確に表示し、コーディネート以外の訴求を展開。シーンごとにヒットした商品も多く、靴単体での目的買いも多いという。
同店の取扱い製品は62アイテムとまだ少なめなものの、初年度で年間1.5億の売り上げを目指す。また、レジを共通化し一体で運営する#ワークマン女子と合わせ、5.5億円の売り上げを見込む。
今後の展開として、10月には、東京・吉祥寺の商業施設への出店を予定しているほか、和歌山や鳥取など、地方のショッピングセンター敷地内に5店舗の路面店を出店することが決まっているという。23年3月期末には8店舗体制となる計画で、いずれも#ワークマン女子と一体で運営する予定だ。
ワークマンの一般靴の売り上げは年間100億円を突破。作業靴との合算では250億円になる。23年3月期の一般靴の売り上げは、ワークマンシューズとワークマン既存店で140億〜150億円規模になる見込みで、靴小売業界で6位を目指すとしている。
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