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ワークマン、靴専門店が「ユニクロやジーユーと差別化できる」と話すワケ 人気パンプスには新色も:東京・池袋に出店(2/3 ページ)
作業服大手のワークマンは6月16日、靴専門店の「WORKMAN Shoes(ワークマンシューズ) 池袋サンシャインシティアルパ店」(東京都豊島区)をオープンした。
関東はここだけ!「アクティブパンプス」は4色展開
なんばCITYに次いで関東で初めて取り扱うのが、女性向けシューズのパンプスやバレエシューズ、サンダルなど。このうち、「アクティブパンプス」(2480円)は、同店の開店に合わせて、従来のブラック、アイボリーの他に新色のサックス、キャメルを展開。店舗入り口すぐの場所に配置し、イチオシ商品として訴求する。
同社は靴専門店の出店について、「当社の一般靴は、PB主体、高機能、低価格が特徴で、同じ土俵にいる有力専門店はない」と主張。機能性のある一般靴市場は#ワークマン女子で扱う女性用の機能性ウェアよりも競合が少ないブルーオーシャン市場だと指摘する。また、一般靴の市場は縮小傾向であることから、競合となる新規参入も少ないと見込む。
ワークマンといえば、4月には東京・銀座に#ワークマン女子を出店するなど、首都圏やオフィス街といったこれまで未開拓だったエリアへの出店を加速させている。
その理由について同社は「ビジネスパーソンの通勤スタイルが変化し、同社が得意とする機能性ウェアやシューズの需要が高まっている」と指摘。銀座の店舗の客層を分析してもその傾向が顕著で「手応えを感じている」と強調する。
また同社では、店舗の販売スペースや在庫管理の効率化を図るため、キャンプ用品やキッズアイテムなどはWeb注文に特化した販売方法を採用している。都心の店舗数を増やすことは、Web注文商品の受け取り拠点を増やすことにもつながると指摘する。
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