「アイス」の購買ランキング 2位「ガリガリ君」、1位は?:CCCマーケティング調べ(1/2 ページ)
15〜69歳を対象にした「1歳刻み!7000万人の購買商品ランキング」。「アイス」カテゴリーにおける男女総合の購買ランキング1位は明治の「エッセル スーパーカップ」だった。
マーケティング・ソリューション事業を手掛けるCCCマーケティング(東京都渋谷区)は、15〜69歳を対象にした「1歳刻み!7000万人の購買商品ランキング」内の「アイス」カテゴリーの調査結果を発表した。「アイス」カテゴリーにおける男女総合の購買ランキング1位は明治の「エッセル スーパーカップ」だった。
「エッセル スーパーカップ」は、ほとんどの年齢で1位を獲得し、かつ男女別でも1位となった。定番ブランドとして広く親しまれていることがうかがえる。
2位は低価格な氷菓で有名な赤城乳業の「ガリガリ君」、3位は高級アイスクリームで定評のあるハーゲンダッツの「ミニカップ」だった。4位は江崎グリコの「パピコ」、5位は森永製菓の「チョコモナカジャンボ」が選ばれている。
どれも有名商品ではあるものの値段や特徴には違いがあった。そこで、好みや目的に応じ購入する商品は変化するのか、1歳刻みのランキングから傾向を調べた。
ランキングが2回入れ替わる「ハーゲンダッツ」「パピコ」
1歳刻みのランキング推移では、20歳以降に2回ランキングが入れ替わるタイミングが見られた。1回目は35歳で、20歳から33歳まで2位をキープしているハーゲンダッツが、江崎グリコ「パピコ」と順位が入れ替わっている。
2回目は49歳で、ハーゲンダッツ「ミニカップ」は3位へランクアップ。一方、「パピコ」は53歳で7位までランクダウンした。
CCCマーケティングはこの結果を以下のように分析している。
「ハーゲンダッツは比較的高価で、自由に使えるお金の有無によって購買傾向が変わるのかもしれない。例えば、社会人になり自分へのご褒美として購入する機会が増えた後、子育てのタイミングで頻度が減少。子育てが落ち着いてくる50歳以降のタイミングで再度自分用に購入するといった傾向がみえる」
また、江崎グリコの「パピコ」は、子育て世代の30〜40代で急激にランクアップし、50代になるとランクダウンする傾向から、子ども用の購入も考えられるという。同社は「自分へのご褒美用から子ども用への変化など、購入するアイスブランドはライフステージの変化に影響を受けるのかもしれない」と話している。
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