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育休の新愛称は“育業”に 「期待できない」「育休は取得しやすくならない」の意見多数東京都の発表(1/2 ページ)

東京都は6月29日、育児休業の新たな愛称を「育業」とすると発表した。しかし、コネヒトの調査によると休みのイメージの払しょくについて、「期待できない」と考える人が43.7%で最も多かった。その理由とは?

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 東京都は6月29日、育児休業の新たな愛称を「育業」とすると発表した。従来の「育休」という言葉が持つ「休み」のイメージを一新し「子どもを育てる大切な仕事」との認識を高める狙いだ。

 この発表を受け、コネヒト(東京都港区)が29〜30日に実施した調査では、新愛称「育業」による休みのイメージの払しょくについて、「期待できない」と考える人が最も多く、43.7%だった。


愛称の変更に「期待できない」と考える人が多い(画像はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

 一方、「期待できる」と答えた人は20.7%にとどまった。「どちらでもない」が35.6%だった。


育児休業の新愛称「育業」によって、休みのイメージは払しょくできそうか(画像はニュースリリースより)

期待できる理由、できない理由は?

 「期待できる」とした人からは、「まずは形から変えることが意識の変化につながると思う」「育児は休みなしだと身をもって学んだので、この認識が広まったらいいなと思った」などのコメントが寄せられた。

 「期待できない」とした人では「周りの意識が変わらないと名前を変えただけでは、何も変わらない」「名称が変わっても仕事をしてないから休みと捉えられるのには変わりない」といった意見が多かった。

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