2015年7月27日以前の記事
検索
連載

「NHK受信料不要」で爆売れ チューナーレスが変えた「テレビ」の意味知らないと損?業界最前線(5/5 ページ)

昨年末以来、チューナーレステレビが注目を集めている。以前からPC用など、テレビチューナー非搭載の製品は販売されていた。注目の製品は比較的低価格ではあるが、これまでと何が違うのか。いくつかのキーワードが見えてくる。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

変わっていく「テレビ」の意味

 以前、大手家電メーカーのテレビ担当者から、「若者のテレビ離れって言いますが、あれはテレビ放送離れで、テレビでゲームしたり、YouTubeを見たりはしてますから、テレビそのものは使っているんですよね」と言われたことがある。チューナーレススマートTVの広がりは、これをまさに示したものだ。

 もちろんテレビ放送側も手をこまねいて見ているわけではない。民放キー局5局のテレビ番組が配信で見られるネットサービス「TVer」は、今年の4月よりリアルタイム視聴にも対応した。つまり、チューナーレススマートテレビでもアプリを入れれば民法のテレビ放送が見られるということだ。もちろんこの場合も、チューナーが内蔵されていないのでNHKの受信料はかからない。

 今、「テレビ」の意味が大きく変化し始めている。チューナーレススマートテレビがそのきっかけになることは間違いない。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

前のページへ |       
ページトップに戻る