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アウディが仕掛けるEVとSDGs戦略 次世代パワートレインはEVで確定BEVで勝負(5/6 ページ)

アウディは2026年以降に全世界で発表するモデルは全て電気自動車で、33年を最終期限として内燃エンジンの生産は段階的に廃止する。岡山県真庭市で実施したツアーの様子と共にEVとSDGs戦略をひもとく。

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「ソフトウェアを持っていないと下請けになる」

 シェーパース氏は、こう答えた。

 「確かにわれわれのビジネスモデルは、どれくらい車を生産して売るか、にあるので、その観点からは販売台数は多い方が良い。その一方で、販売した車1台からどれだけ利益を回収するのかという考えもあり、これからはソフトウェアが重要になってくる。

 例えば、フォルクスワーゲングループは3年前、ソフトウェア部門を新会社にして、『CARIAD』を設立した。要は車のOSだ。Over The Air(OTA。無線通信によるソフトウェア機能のアップデート)で売って、利益が出るようにして、ハードウェアを売らなくてもソフトウェアを通して利益を稼いでいく。自動運転はまさにその延長線上にある。ソフトウェアを持っていないと、私たちは下請けになってしまう」

 グーグル、マイクロソフト、アップル、ソニーなどが自動車業界に参入してくることを意識しているとした。

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活発な議論が展開された
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ディスカッションに参加したメンバーで記念撮影

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