Visaのタッチ決済で乗車可能 JR九州が実証実験、JRグループ初

JR九州は一部区間において、Visaのタッチ決済による実証実験を7月22日より実施すると発表した。JRグループでは、改札にVisaのタッチ決済を使うのは初となり、三井住友カードの、公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用する。

[季原ゆう，ITmedia]

　JR九州は一部区間を対象にVisaのタッチ決済による実証実験を7月22日から実施する。改札にVisaのタッチ決済を採用するのはJRグループでは初。三井住友カードが手掛ける公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用し、切符や交通系ICカード以外での決済を実現する。

Visaのタッチ決済（出典：同社公式Webサイト）

JR九州一部区間でVisaタッチ決済（出所：プレスリリース）

　JR九州の鹿児島本線5駅（博多駅、吉塚駅、箱崎駅、千早駅、香椎駅）が対象。Visaのタッチ決済対応カードやスマートフォンなどを読取できる機器を自動改札機へ設置する。カードやスマートフォンなどを専用端末に入退場時にかざすことで列車を利用できるようにする。

入場、出場時に専用端末にタッチ（出所：プレスリリース）

実証実験の対象駅

　期間は2022年7月22日〜23年3月31日を予定している。乗降履歴は、交通事業者向け決済及び認証のプラットフォームを提供するQUADRACの「Q-moveサイト」で確認可能だ。