福岡・飯塚に「ゆめタウン」 地方卸売市場跡地に2023年夏開業:飯塚市初のシネマコンプレックスも
イズミは7月7日、福岡県飯塚市菰田西にて「ゆめタウン飯塚」の起工式を行い新築工事を開始したと発表した。
イズミ(広島市)は7月7日、福岡県飯塚市で「ゆめタウン飯塚」の起工式を行い新築工事に着手した。イズミグループにおいて、福岡県では41店舗目、飯塚市では3店舗目の施設となる。2023年夏の開店を予定している。
飯塚市は、福岡県の中央に位置する筑豊の中心都市。県央の政治・経済の中心機能を担う都市でもあり、福岡県内で4番目の人口を擁している。
同施設の計画地は、筑豊地域の食の中心的役割を担ってきた飯塚市の地方卸売市場跡地であり、穂波川に接する自然豊かな場所だ。JR飯塚駅から徒歩5分という駅前立地にあり、主要幹線道路が交差する車でのアクセスも非常に便利なエリアとなっている。また国道バイパスに近接しており、筑豊エリアを含めた広域からの集客も見込めるという。
同施設のコンセプトは「最先端のMIRAIに出会える体感交流拠点」とし、「体感交流拠点」には「MIRAIを体感」「地元交流を体感」「健幸を体感」「魅力を体感」の4つの柱を設定した。
デジタルサイネージを活用した地域情報やトレンド情報の発信、スマートフォンを利用して商品をスキャンする買い物サービスの導入などを計画。また、多様なニーズに対応した宅配サービス「ゆめデリバリー」も導入する。
また、学校や大学と連携した教育プログラムや防災や防犯などの地域イベントの開催を予定。このほか、施設内を利用したウォーキングコースの設置や、遊んで学んで成長できる最新技術のアミューズメント施設の導入も計画している。飯塚市初のシネマコンプレックスには、九州3番目となるIMAXシアターを設置し、これまで地域になかった魅力を提供する。
同社は「多様化するライフスタイルへの対応や高感度な情報発信、地域に今までなかった高品質な商品やトレンド商品の展開など『最先端のMIRAIに出会える体感交流拠点』として、地域に根差したこれまでにない新しいショッピングセンターを目指していく」とコメントしている。
施設は敷地面積は約5万5200平方メートル、店舗面積は約3万500平方メートルで、鉄骨造地上3階建て。専門店数は約100店舗を予定している。
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