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苦しいといわれる第二地銀の実態は? 福島銀行の業績ポイント:妄想する決算「決算書で分かる日本経済」(2/9 ページ)
決算書といえば投資やビジネス視点で見るイメージがあると思いますが、より一次情報に近い経済ニュースでもあります。「決算書で分かる日本経済」ということで、4回連続で地方銀行の決算を取り上げていきます。
SBIグループの第4のメガバンク構想のうちの1つ
ちなみに、福島銀行はSBIグループが掲げている第4のメガバンク構想において、出資を受けている銀行の1つでもあります。SBIの商品やシステムの一部を扱えるようになっていて、これは福島銀行にとっての強みでしょう。
多くの地方銀行は低金利が長期化する中で、収益性が悪化していて投資余力は無くなっています。コスト的にも人材的にも、デジタル関連の投資が進みにくかったわけですが、SBIのシステムを利用できるようになることで、サービスの質は高まります。
例えば地方銀行のネットバンキングを使ってみると分かりますが、UIやUXに関して、はっきりいうと使い勝手が非常に悪い銀行が多いのです。すべてを利用できるわけではないといえ、SBIのシステムを利用できるというのは、デジタル面に関しては他の地方銀行以上の武器を手に入れられているという側面もあります。
そういった点に関しては、SBIと提携していることが強みになるでしょう。
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