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苦しいといわれる第二地銀の実態は? 福島銀行の業績ポイント妄想する決算「決算書で分かる日本経済」(3/9 ページ)

決算書といえば投資やビジネス視点で見るイメージがあると思いますが、より一次情報に近い経済ニュースでもあります。「決算書で分かる日本経済」ということで、4回連続で地方銀行の決算を取り上げていきます。

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業績の縮小傾向が続く

 それではまずはここ数年の業績から見ていきます。

 経常収益(売上高)の推移から見ていくと、2017年3月期〜19年3月期までは右肩下がりとなっていて、20年3月期には増加したものの21年3月期は再び微減となっています。

 コロナの影響はあまり感じられないものの、縮小傾向が続いているという感じですね。

 利益面を見てみると、経常利益は減少傾向で18年3月期と21年3月期には大幅な赤字となっていて苦しい状況にあることが分かります。21年3月期が17.2億円の赤字ですから、利益面に関してはコロナの影響は大きかったようです。

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