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ポカリの「瓶」は本当にエコなのか 大塚製薬に聞いてきた:メルカリで転売も(1/5 ページ)
大塚製薬は、再利用を想定した「ポカリスエット リターナブル瓶 250ml」を発売した。循環型社会を実現するために、ビンでの販売しているわけだが、さまざまな課題も浮き彫りに。本当にエコな取り組みなのか……。
大塚製薬(東京都千代田区)は7月12日に、再利用を想定した「ポカリスエット リターナブル瓶 250ml」(以下、ポカリスエット リターナブル瓶)を全国66店舗のイオン、及びイオンスタイルで発売した。空き瓶を回収して瓶の洗浄、再充填(じゅうてん)を行い販売することで廃棄物を削減し、循環型社会の実現を目指す取り組みだ。
6月30日にプレスリリースが発表されると、Twitterを中心にSNSで「かわいい」「おしゃれ」と大きな話題に。7月下旬現在、品切れている店舗もいくつかあるようだ。瓶のかわいさゆえ「花瓶として再利用する」「返却しない」といった声も多く見られ、本来の目的である循環型社会の実現からは遠ざかってしまいそうだ。
メルカリでは、転売品がズラリと並ぶ。定価248円(デポジット料金77円含む)のところ、1本1500円など数倍の価格で売られているケースもあり、すでに販売済の商品も多い。瓶に価値を感じて高額で購入するということは、購入者に返却の意図はないだろう。
「栓抜きが必要で、すぐ飲めない」「重さがあるので、輸送時にCO2を多く排出しそう」といった疑問の声も少なくない。「ポカリスエット リターナブル瓶」は本当にエコなのか。大塚製薬に聞いた。
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