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コメダ、スタバ、マクドナルドを分析 顧客から支持される飲食ブランドの共通項顧客体験価値ランキング2022(3/3 ページ)

「顧客体験価値(CX)ランキング2022」を基にカフェ・ファストフードブランドがどのように顧客との強い絆づくりに向けた取り組みをしているのか探っていく。

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カフェ・ファストフードブランドの成功に学ぶ顧客体験価値向上の秘けつ

 ここまで、顧客体験価値の上位50にランクインしたカフェ・ファストフードブランドにフォーカスしてその特徴を考察してきた。いずれも、顧客体験価値を形成する「体験価値」の5つの要素の評価結果については傾向に大きな違いはなかったものの、顧客との絆を作っていくための各ブランドの取り組みが明らかになった。

 顧客体験価値の5つの要素は、顧客体験価値がどれだけ高いかを評価する指標であるとともに、「顧客のことをよく理解しているブランド」として顧客に認識してもらうための切り口ともいえる。

 顧客体験価値を高めるためには、それぞれの指標についてさらなる高水準を目指し強化する必要がある。そのアプローチの原点にあるものは、そのブランドならではの特徴をどこに設定して、どう一貫した強力な体験を創り上げていくかを定義することだ。

著者紹介:薄阿佐子(すすきあさこ)

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インターブランドジャパン クライアントサービス&ソリューショングループ エグゼクティブ・ディレクター。経営コンサルティングファームにおいて、さまざまな分野の事業・マーケティング戦略、組織人材戦略などの経営支援業務に携わり、2000年よりインターブランドに参画。

以降、"Intelligence", "Imaginative", "Inspiring"な視点と、親身なコンサルタントマインドを併せ持ちながら、さまざまなクライアントのブランド課題解決・ブランド価値向上に貢献すべく奔走している。


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