野原ひろしの兄「せまし」、アニメ初登場 『クレヨンしんちゃん』放送30周年記念で
人気アニメ『クレヨンしんちゃん』に、ある人物のアニメ初登場が決まった。それは主人公しんのすけの父である野原ひろし(以下ひろし)の兄「せまし」だ。アニメ放送30周年を記念して、8月6日放送回に登場すると、テレビ朝日がこのほど発表した。
人気アニメ『クレヨンしんちゃん』に、ある人物のアニメ初登場が決まった。それは主人公しんのすけの父である野原ひろし(以下ひろし)の兄「せまし」だ。原作漫画ではすでに登場しており、コアなファンの間では知られた存在だったが、アニメ放送30周年を記念して、きょう8月6日放送回に登場すると、テレビ朝日がこのほど発表した。
ひろしは東京・霞が関にある商社「双葉商事」に勤務する係長。妻・みさえやしんのすけからは「安月給のサラリーマン」と言われているものの、子煩悩で愛妻家として知られ、ベネッセが6月に発表したランキングでは、好きなパパキャラクター1位に選ばれるなど、近年は「理想の父親」の代表格として挙げられることが多い。
一方のせましは、その名の通り、心が狭く、超どケチという設定だ。6日放送回では、出身の秋田県からヒッチハイクで埼玉県春日部市内の野原家の自宅を訪問する。声は『進撃の巨人』のライナー・ブラウン役などで知られる細谷佳正さんが担当する。
クレヨンしんちゃんは、5歳の幼稚園児しんのすけと、家族や周囲の大人を巻き込んだ日常を描く作品。日本リサーチセンターが21年2月に発表した「全国キャラクター調査」では、『ゲゲゲの鬼太郎』と並び95%の認知度(最多は98%の『ドラえもん』)があることが分かった。1992年にアニメ放送を開始し、今年で30周年を迎えた。
クレヨンしんちゃんの30周年記念事業を巡っては、作中で野原家の出身地となっている埼玉・秋田・熊本の3県が「家族都市協定」を締結し、合同で観光振興を促すなど、官民を挙げた取り組みが進んでいる。
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