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パイオニアのカーナビ「NP1」に注目が集まる、開発秘話を聞いたあの会社のこの商品(6/6 ページ)

カーAV機器やカーナビでおなじみのパイオニアが、新カテゴリーの車載機器「NP1」を開発した。ナビをはじめ多彩な機能を搭載しているが、誕生の背景や技術的基盤は何か? 開発担当者などに話を聞いた。

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エラーを拾い上げ日々改善

 パイオニアでは普段から、Twitterなどネット上で報告されている「NP1」のエラーを拾っては1つずつ修正。また、営業車を使う社員から得られる「NP1」に関するフィードバックも生かして、日々改善している。社内掲示板にある「NP1」のスレッドには、社員から毎日のように改善の提案が投稿されているという。同社の代表取締役兼社長執行役の矢原史朗氏からの投稿も多いそうだ。


(左から)パイオニアの橋本岳樹氏、滝口翔大氏、上本大介氏

 その一方で、機能やサービス向上のために、他社製品との連携や他社とのコラボも進んでいる。5月にはAmazonの音声アシスタント「Alexa」との接続が可能になるなど、今後もさまざまな機能やサービスのアップデートが見込まれている。

 「カーライフという大きな視点から見ると、できていないことや満たされていないことが、まだまだあります。クルマに乗っている時間だけではなく、出発前や到着後も含む一連の移動体験をより安心・安全に、より豊かにできると考えています。こうした課題を解決するための一翼を『NP1』で担いたいです」

 滝口氏は「NP1」の今後をこのように展望する。ドライバーの声などから見えた新しいアイデアや、構想段階で挙がったものの採用されていないアイデアを実現するなどして、ドライブに欠かせないものへと育てていくという。

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