2015年7月27日以前の記事
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現代から戦時中に転生──iPhoneで撮影した戦争ドラマ「セイコグラム」が話題 NHKが“タテ型撮影”にこだわった理由(3/4 ページ)

8月15日に77回目の終戦記念日を迎える中、現代からタイムスリップしたら戦時中の女学生になっていたという設定で戦争の記憶継承を試みるドラマをNHKが制作した。制作の狙いを聞いた。

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テレビ業界の“ゲームチェンジャー”になるか

 総務省の調査などによると、近年は若年層を中心にNHKをはじめ地上波のテレビ番組を視聴しない「テレビ離れ」が進みつつある。番組を見ていないにも関わらず、テレビがあるだけでNHK受信料の支払い義務が生じる現行の放送法に対する反発や、サブスク動画サービスの普及などは、そうしたテレビ離れに拍車をかけている。

 最近ではディスカウントストア「ドン・キホーテ」を運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが21年12月に発売した、チューナーレスの“地上波が映らないテレビ”こと「ネット動画専用スマートTV」が品薄になるなど、テレビ業界には逆風が続いている。

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ドンキが発売した「チューナーレステレビ」

 そうした動きに歯止めをかけようと、民放各局は民放公式テレビ配信サービス「TVer」での、リアルタイム配信を解禁するなど、番組の配信方法を巡って模索を続けている。

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民放公式テレビ配信サービス「TVer」

 NHKが実施する番組のインスタ配信やタテ型撮影のコンテンツは、テレビ業界の“ゲームチェンジャー”になり得るか。今後に注目が集まりそうだ。

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