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国内は3店舗に激減したのに「東京チカラめし」が香港で人気なワケ:あの店は今(4/4 ページ)
日本の国民食の1つ、牛丼。すき家・吉野家・松屋の牛丼御三家が君臨する中、“焼き牛丼”を武器に一大ブームを起こし、その牙城を切り崩そうとした存在を覚えているだろうか? 居酒屋チェーン「金の蔵」などを手掛けるSANKO MARKETING FOODSが運営する、「東京チカラめし」だ。
今は足固めの時期
日本国内での展開は、どう進めていくのだろうか。「かつてのように店舗数を拡大していきたいという思いはもちろんあります。しかし、今は東京チカラめしというブランドの再構築に注力するべきと考えています」(菊地さん)
焼き牛丼という特性を生かしたメニュー開発や、ECサイトの拡充などを行っているという。薄利多売の牛丼チェーンとなるのではなく、東京チカラめしのブランド力を高めることに舵(かじ)を切ったのだ。
「コロナ禍で先行きが不透明な状況なのは、どの業界でも同じだと思います。こうした時期に、ブランドのブラッシュアップや商品改良といった足固めをしっかり行っていきます」(マーケティング&コミュニケーション室、慈道淳一さん)とチカラを込める。過去の失敗から学び、国内・海外ともに堅実な歩み直しを見せる東京チカラめし。その底力やいかに――。
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