米アップルが発表間近? 新型スマホ「iPhone 14(仮)」の注目ポイント4選(1/4 ページ)
米アップルが9月8日未明に新製品発表会を開催する。発表会では新型スマートフォン「iPhone 14」(仮)を初めて披露するとの見方が有力だ。充電ケーブルの規格や販売価格など4つの注目点をピックアップし、紹介する。
米アップルが9月8日未明に新製品発表会を開催する。発表会では新型スマートフォン「iPhone 14」(仮)を初めて披露するとの見方が有力だ。充電ケーブルの規格や販売価格など4つの注目点をピックアップし、紹介する。
独自規格「Lightning」搭載は最後?
まず1点目は、充電ケーブルの規格だ。結論から言えば、次期iPhoneがアップル独自規格「Lightning」(ライトニング)を搭載する最後の機種となる可能性が高い。EU(欧州連合)で、USB-C規格の搭載を義務付けるとともに、規格を統一する動きがあるためだ。
iPhoneシリーズでは、2012年9月に発売した「iPhone 5」以降、ライトニングを採用している。Android機の当時のメイン規格「Micro USB」の差し込み方向が決まっていたのに対し、ライトニングは表裏どちらでも差し込める点が好評だった。
その後、MicroUSBの弱点を克服した、逆差し可能なUSB-Cが登場。アップル製PC「MacBook」(15年4月発売)に代表されるように、その後、PC本体や周辺機器、Android端末への普及が進んだ。
MM総研が4月に発表した「5Gスマートフォン市場動向」によると、日本国内のスマホ全体のシェア1位はアップルで、全体の約50%を占め、2位のシャープ(10%程度)に大差を付けており、日本にはiPhoneユーザーが多い。
私用端末以外でも、営業職向けの業務用端末としてiPhoneを法人購入するケースもある。現状では出張先などに複数の規格のケーブルを持参する必要があるため、規格統一を求めるニーズが日増しに高まっていった。
ただ、アップルは、ライトニングの関連機器を手掛ける企業からのライセンス料を収益源の1つとしていたとみられる。このためか、規格の統一には慎重な姿勢を見せていた。特に日本の場合、iPhoneユーザーが多いことから、アップルはケーブルなどを手掛ける日系企業などから多額のライセンス料を得ていたとみられる。
関連記事
- ソニーの「着るエアコン」“バカ売れ” 猛暑追い風に「想定以上で推移」
連日の猛暑が続く中、ソニーグループ(ソニーG)が4月に発売した、充電式の冷温デバイス「REON POCKET 3」(レオンポケット3)の売れ行きが好調だ。同製品は「着るエアコン」とも呼ばれており、ビジネスパーソンを中心に売り上げを伸ばしている。 - 脱フロッピーディスク? デジタル庁、行政手続きでの記録媒体の指定撤廃へ
フロッピーディスク(FD)、CD-ROMなどの記録媒体が、民間企業からの申請手続きを煩雑にしているとして、デジタル庁が行政手続き時に使用媒体を指定する法令について、撤廃する方針を示した。 - システム障害でATM停止──「キッザニア」運営元が謝罪 Twitterで「リアルすぎる」など反響
子ども向けの職業体験テーマパーク「キッザニア」で銀行のシステム障害という現実世界さながらのトラブルが発生した。運営元のKCJ GROUPが明らかにし、子どもや保護者に「深くおわびする」と謝罪している。 - 「朝日新聞」電子版、全記事有料に 課金路線に舵、「不動産が本業」払拭なるか
朝日新聞の電子版「朝日新聞デジタル」の無料会員制度が廃止され、一部を除き、全記事が原則有料となる。発行部数の減少で業績が低迷する中、開始から10年を迎えたサービスを改善するとともに、課金路線への転換を本格化させる。 - 抗原検査キットには「体外診断用医薬品」を──消費者庁が注意喚起 「『研究用』では新型コロナ感染チェックできない」
新型コロナウイルスの感染が再拡大していることを受け、自宅で簡単に陽性・陰性を判定する「抗原検査キット」に注目が集まる中、「研究用」と記載された商品の使用を巡って、消費者庁が事業者などに注意を呼び掛けている。 - タイガーとサーモスの「炭酸対応ボトル」、猛暑で販売好調 節電ニーズも追い風に
記録的な猛暑が続く中、タイガー魔法瓶とサーモスが販売する、炭酸飲料の持ち運びに対応した魔法瓶の売れ行きが好調だ。販売数が前週比で倍増しているケースもあるという。 - コロナ禍ならでは? Zoffの「薄色レンズ」サングラス、販売好調の理由
メガネブランド「Zoff」(ゾフ)で、レンズの色が薄い「ライトカラー」のサングラス販売が好調だ。理由などを運営元のインターメスティックに聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.