米アップルが発表間近? 新型スマホ「iPhone 14(仮)」の注目ポイント4選(2/4 ページ)
米アップルが9月8日未明に新製品発表会を開催する。発表会では新型スマートフォン「iPhone 14」(仮)を初めて披露するとの見方が有力だ。充電ケーブルの規格や販売価格など4つの注目点をピックアップし、紹介する。
EU、USB-Cに規格統一へ 24年秋までに義務付け
そうした中、EU(欧州連合)は21年9月、USB-Cをスマホなどの機器の充電方法の標準とする法案を提出。6月に暫定的に法案が成立し、24年秋までにUSB-C搭載の義務付けが確実視される見通しとなった。
欧州で規格統一の動きが出る以前から、18年10月発売の「iPad Pro」を皮切りに、「iPad」(いわゆる無印iPad)を除くタブレット端末や「MacBook Air」など自社製PCでUSB-Cを採用していたアップル。24年秋以降も、これまで通りUSB-Cとライトニングのダブル展開を継続する可能性もあるものの、欧州向けに販売するiPhoneのみをUSB-Cに対応させ、それ以外の地域向けにはライトニングを継続するという方針は、製造コストなどを考えると現実的ではないだろう。
実際、アップル側はEUの新ルールに対応する動きを見せているようだ。アップル製品の事情に詳しいMing-Chi Kuo氏は自身の公式Twitterアカウント(@mingchikuo)で、「私の最新の調査は、23年下半期の新型iPhoneはライトニングポートを捨て、USB-Cポートに変更されることを示している。USB-Cはハードウェア設計上、iPhoneの転送速度や充電速度を向上させる可能性がある。ただ、最終的な仕様の詳細はまだiOSのサポートに依存している」と投稿している。
同じく事情通の米経済誌BloombergのMark Gurman記者も自身の公式Twitterアカウント(@markgurman)で「アップルは確かにライトニングからUSB-Cへの変更を計画している」と投稿。「旧型アクセサリー(ライトニング)同様、新型コネクタを搭載した次世代機をテスト中だ」とした。
特にMing-Chi Kuo氏は事前リークの情報精度が高いことで知られる人物として、アップルユーザーの中では知られた人物。アップルは「iPhone 4s」以降、毎年秋(特に9月)に新機種を発表する傾向にあり、Ming-Chi Kuoの投稿内容が正しいものだと仮定するならば、今回発表されるであろう新型iPhoneが、ライトニングを搭載する最後の機種になる可能性が高いといえるだろう。
関連記事
- ソニーの「着るエアコン」“バカ売れ” 猛暑追い風に「想定以上で推移」
連日の猛暑が続く中、ソニーグループ(ソニーG)が4月に発売した、充電式の冷温デバイス「REON POCKET 3」(レオンポケット3)の売れ行きが好調だ。同製品は「着るエアコン」とも呼ばれており、ビジネスパーソンを中心に売り上げを伸ばしている。 - 脱フロッピーディスク? デジタル庁、行政手続きでの記録媒体の指定撤廃へ
フロッピーディスク(FD)、CD-ROMなどの記録媒体が、民間企業からの申請手続きを煩雑にしているとして、デジタル庁が行政手続き時に使用媒体を指定する法令について、撤廃する方針を示した。 - システム障害でATM停止──「キッザニア」運営元が謝罪 Twitterで「リアルすぎる」など反響
子ども向けの職業体験テーマパーク「キッザニア」で銀行のシステム障害という現実世界さながらのトラブルが発生した。運営元のKCJ GROUPが明らかにし、子どもや保護者に「深くおわびする」と謝罪している。 - 「朝日新聞」電子版、全記事有料に 課金路線に舵、「不動産が本業」払拭なるか
朝日新聞の電子版「朝日新聞デジタル」の無料会員制度が廃止され、一部を除き、全記事が原則有料となる。発行部数の減少で業績が低迷する中、開始から10年を迎えたサービスを改善するとともに、課金路線への転換を本格化させる。 - 抗原検査キットには「体外診断用医薬品」を──消費者庁が注意喚起 「『研究用』では新型コロナ感染チェックできない」
新型コロナウイルスの感染が再拡大していることを受け、自宅で簡単に陽性・陰性を判定する「抗原検査キット」に注目が集まる中、「研究用」と記載された商品の使用を巡って、消費者庁が事業者などに注意を呼び掛けている。 - タイガーとサーモスの「炭酸対応ボトル」、猛暑で販売好調 節電ニーズも追い風に
記録的な猛暑が続く中、タイガー魔法瓶とサーモスが販売する、炭酸飲料の持ち運びに対応した魔法瓶の売れ行きが好調だ。販売数が前週比で倍増しているケースもあるという。 - コロナ禍ならでは? Zoffの「薄色レンズ」サングラス、販売好調の理由
メガネブランド「Zoff」(ゾフ)で、レンズの色が薄い「ライトカラー」のサングラス販売が好調だ。理由などを運営元のインターメスティックに聞いた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.