米アップルは9月8日、iOS搭載スマートフォンの新機種「iPhone 14」を発表した。コロナ禍でマスク生活が続いたことで指紋認証「Touch ID」の復活が期待されていたが、生体認証には顔認証「Face ID」が続投となった。カラーバリエーションは5色、価格は11万9800円から。9日午後9時から予約を受け付け、16日に販売を始める。
容量は128GB、256GB、512GBを用意し、価格はそれぞれ11万9800円、13万4800円、16万4800円。6.1インチの有機ELディスプレイを搭載している。サイズは71.5(幅)×146.7(高さ)×7.8(奥行き)ミリメートル、重さが172グラム。カラーバリエーションは「ミッドナイト」「ブルー」「スターライト」「パープル」の通常カラーに加え、公式ストアなどで提供する限定色「(PRODUCT)RED」の5色展開。
前回から引き続き、SoCには前機種「iPhone 13」同様、「A15 Bionic」(5コア)を採用。これまでアップルは、iPhone最新機種に最新チップを搭載していたため、戦略変更となる。
アウトカメラには広角(F1.5)・超広角(F1.9)の2タイプを搭載。いずれも1200万画素の有効画素数を誇る。動画撮影では「アクションモード」を搭載。ジンバルなしで手ブレのない滑らかな映像を撮影できるようにした。
米国向けには物理SIMのトレイを廃止し、eSIMのみに対応した他、自動車事故に遭った際、ジャイロスコープと加速度センサーで衝撃を検知し、自動通報する機能や、山中で遭難した際、衛星通信でレスキュー隊に救助を要請する機能(11月から米国・カナダで先行提供)を搭載した。
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