10代は1カ月にいくら稼いでいる?
SMBCコンシューマーファイナンスは「10代の金銭感覚についての意識調査 2022」の集計結果を発表した。ひと月あたりの収入額は、大学生などで平均4万3883円だった。
SMBCコンシューマーファイナンスは「10代の金銭感覚についての意識調査 2022」の集計結果を発表した。ひと月あたりの収入額は、大学生などで平均4万3883円だった。
ひと月あたりの収入額は、高校生の平均額は前回(21年7月)の調査から1160円増加した。(1万653円→1万1813円)また、大学生は8495円の増加(3万5388円→4万3883円)と、24.0%の増加となった。
1カ月のアルバイト代をみると高校生は6961円、大学生などは3万2903円とそれぞれ前回よりも増加傾向が見られた。商業施設や飲食店の多くが通常営業を再開し、アルバイトを行う学生が増えたことにより収入額が増加したことが考えられる。
貯蓄金額の平均は、高校生では平均11万6725円、大学生などでは平均26万7718円だった。前回と比較すると、高校生では2万9952円、大学生などでは5万1503円の増加となった。
預貯金をしている人・預貯金をしたいと思っている人に理由を聞いてみると、「将来のため」(57.9%)が一番多くなった。次いで「買いたいものがあるため」(38.6%)、「万が一のときのため」(37.0%)となった。
前回と比較すると、「買いたいものがあるため」は7.4ポイントの下降となったのに対し、「投資をするため」は3.8ポイントの上昇となった。
現在の自分の貯蓄状況について不安を感じているかを聞いたところ、「感じている」は54.6%、「感じていない」は45.4%だった。不安を感じている人の割合を男女別にみると女性は59.6%で、男性49.6%と比べて10.0ポイント高くなっている。
投資をしているか聞いてみると「している」は10.5%、「していないが、したいと思う」は42.4%で合計すると52.9%が投資に前向きだということが分かった。前回調査と比べると、投資に前向きな人の割合は全体で8.9ポイントの上昇、高校生では9.4ポイント、大学生などでは8.0ポイントの上昇となった。金融教育などを通じ、投資に対して関心を持つようになった人が増えているのではと推測できる。
また、投資をしている人に、投資で得ている利益はひと月あたりいくらくらいか聞いてみると「0円(ない)」(24.8%)や「2000円未満」(19.1%)、「10000円〜20000円未満」(10.5%)、「分からない」(34.3%)に回答が別れた。利益額を把握している人の平均は5106円だった。
この調査は15〜19歳の学生を対象にインターネットリサーチで実施。22年7月8〜11日で1000人が回答した。
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