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「はじめから完璧を目指しすぎ」 日系が外資に勝てない根本理由:外資系1年目の教科書(1/4 ページ)
著者の山口畝誉(うねみ)氏は、仕事の進め方で重要なのは「はじめから完璧を目指さないこと」と話す。その理由はというと……。
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本記事は、書籍『外資系1年目の教科書(著・山口畝誉、総合法令出版)』の中から一部抜粋し、転載したものです。
仕事の進め方で重要なことは、決してはじめから完璧を目指さないことです。というより、完璧というものはない、と考えた方がよいでしょう。100%の完成度を目指すのではなく、60%でどんどん進めることです。
外資系で働いていた頃、よく上司から言われていた言葉があります。それは Quick and Dirty です。直訳すると「早く、汚く」とネガティブに聞こえますが、そうではありません。「完璧でなくてよいから、早く形にする」という意味なのです。
例えば、社内で企画書や提案書をあげる場合、決してはじめから100%を目指さないでください。必要なのは、まず、その企画書の目的を共有することです。目的の共有は最も大切なことです。そして、企画書の出来上がりのイメージを共有します。それが共有できていない状態で企画書を考え始めると、「なんだかイメージが違うんだよね……」と言われて何度も手直しが必要になったり、結局手戻りが多くなってしまったりするのです。
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