アイドルの“聖地”「サンストリート亀戸」の跡地はどうなった?(1/5 ページ)
かつて東京・亀戸にあった商業施設「サンストリート亀戸」をご存じだろうか。下積み時代のPerfumeがライブを行っていたことでも知られ、ファンの間では“聖地”の一つになっていた。その跡地には今何があるのかというと、新しい商業施設「カメイドクロック」だ。
かつて東京・亀戸にあった商業施設「サンストリート亀戸」をご存じだろうか。1997年に開業した同施設では、年間800回以上のイベントが開催され、下積み時代のPerfumeがライブを行っていたことでも知られている。その他にも多くの芸能人がイベントを開催していて、ファンの間では“聖地”の一つになっていた。
15年間の期間限定で運営されてきたが、3年間延長した2016年3月に惜しまれながらも閉店。その跡地には今何があるのかというと、今年4月にオープンした、地上6階地下1階建ての新しい商業施設「カメイドクロック」だ。
どんな施設?
施設を運営するのは野村不動産。これまで、スーパー・物販・飲食・サービス店舗を集積した「SOCOLA(ソコラ)」や神奈川県相模原市の駅前商業施設「ボーノ相模大野」などを運営してきたが、136店舗が入居する規模の施設を運営するのはカメイドクロックが初という。
野村不動産 都市開発第二事業本部 商業事業部の森谷秀嗣氏は、オープン前後の報道も後押しして、「一定期間は想定していたよりも、遠方からのお客さまにたくさんご来店いただきました」と話す。亀戸駅から徒歩2分、片道3車線の京葉道路沿いに位置する立地の良さやまん延防止等重点措置が解除されたことなどが影響したのではと分析する。
メインターゲットは子育てファミリー層。施設内にはデッキで直結した住宅棟「プラウドタワー亀戸クロス」、江東区立第二亀戸小学校の増設棟が位置している。敷地内には東西南北を横断できる動線を確保。亀戸エリアの活性化に貢献するという。構想段階から地域住民とのコミュニケーションを重ね、地域の声を反映させた施設づくりを目指した。
関連記事
- スーパーで500ミリのコカ・コーラを見なくなった“なるほど”な理由
再値上げ、再々値上げが続く中、工夫をこらして単価を上げている企業も存在します。その一例が、日本コカ・コーラです。 - ワークマンの人気商品「真空ハイブリッドコンテナ」 担当者も予想外なアウトドア以外のニーズ
キャンプ用品の本格展開を開始したワークマン。その人気商品の1つが「真空ハイブリッドコンテナ 4.6リットル」(2500円)だ。少量のドリンクや食料を保冷したり保温したりすることができるアイテムでSNSなどで話題に。担当者によると、アウトドアシーン以外でも活用されているという。 - 常温で100日保存できる“おにぎり”誕生 どうやって開発したの? 担当者に聞いてみた
石井食品と、京都市で“1日100食限定”のステーキ丼専門店「佰食屋(ひゃくしょくや)」を運営するminittsが、常温で100日保存ができる「イシイの佰にぎり」を発売した。その開発秘話とは? - ビジネスホテルの“無料朝食”、気になる原価は一体いくら? 激化する“朝食合戦”から見るホテルの今
ホテルが朝食で特色を出そうとしていることは、宿泊者としてひしひしと感じる時がある。新たな施設の建設やリノベーションを施せば特色は強く打ち出せるが、コストはバカにならない。朝食は差別化のアイテムとして取り組みやすい部分なのだろう。 - タピオカブーム終了は“好都合”? ゴンチャに今も行列ができるワケ
2018〜19年に一大ブームとなったタピオカ。その後一段落したように思えるが、当時ブームをけん引していたゴンチャには今も列が出来ている……。その理由とは? 担当者を直撃した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.