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「悲劇」を繰り返してはいけない 園児置き去り防止サービスの開発者を取材した:タダなので使ってください(1/5 ページ)
静岡県の認定こども園で、3歳の園児が送迎バスに約5時間置き去りにされ、熱中症で死亡した。再び悲劇が繰り返されたわけだが、防ぐことはできなかったのだろうか。園児置き去り防止サービス「QRだれドコ」は、バスの乗降管理ができる「バスモード」を搭載。どのように役立つのか、開発者を取材した。
2022年9月5日、再び悲劇が起きてしまった。静岡県の認定こども園「川崎幼稚園」で、3歳の河本千奈ちゃんが送迎バスに約5時間置き去りにされ、熱中症で死亡した。7日に行われた同園の会見では、管理体制の不備と複数のヒューマンエラーが重なったことが原因だと発表があった。
園の説明によれば、千奈ちゃんがバスに乗車した際の名簿チェックが漏れており、降車時のチェックはそもそもなし。降車後のバス内の確認も怠っていて、システム上でも「登園」と誤って登録されていた。さらには、クラス担任・補助のいずれも最新の出欠確認をしておらず、千奈ちゃんを欠席だと思い込んでいた。
管理体制の不備は別として、ヒューマンエラーはどの園でも起こり得る。これから考えるべきは防止策だ。
22年6月にリリースされた園児置き去り防止サービス「QRだれドコ」は、バス内や野外への園児置き去り防止を目的に開発されたサービスで、ヒューマンエラーを防ぐ工夫がされている。幼稚園・保育園では、199人までの利用が無料となる。8月末には、より厳重なバスの乗降管理ができる「バスモード」が追加された。
「QRだれドコ」の開発者であるフルティフル社の南野真吾社長に、特徴や期待できる効果を聞いた。
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