良品計画とローソンは、9月より西日本のローソン店舗で「無印良品」の展開を開始した。9月5日週より徳島県、香川県、愛媛県、高知県の店舗に順次導入している。化粧品や食品といった生活の基本となるアイテムを身近なコンビニで展開し、需要の取り込みを図る。
週に約30店舗ずつ無印良品を展開し、約半年間で四国地区の約620店に「無印良品」を導入する。9月5日週の導入店舗では、5日に菓子・加工食品から順にカテゴリーごとに納品する。化粧水や文具、レトルトカレーといった約200アイテムを複数の棚で展開。立地やお客の要望に合わせて、ラインアップの拡充を協議するとしている。
両社は、2020年6月からローソン店舗で「無印良品」を導入する実験販売を行い、22年5月から本格的に導入を開始していた。22年8月末時点で関東甲信越地区の約4000店で展開しており、23年中をめどに全国の店舗に展開する計画だ。
すでに展開している店舗では、「不揃いバウム」シリーズや「洗顔用泡立てネット」などが特に好調という。今後は、共同での商品開発や、サービスの開発などを進め、地域活性化に貢献できる取り組みを拡大したいとしている。
関連記事
- 無印良品、価格を抑えた「なるほど!低価格」 ラインアップを拡充
「無印良品」を運営する良品計画は、価格を抑えた商品を「なるほど!低価格」と位置付け、拡大して展開すると発表した。 - ワークマンの人気商品「真空ハイブリッドコンテナ」 担当者も予想外なアウトドア以外のニーズ
キャンプ用品の本格展開を開始したワークマン。その人気商品の1つが「真空ハイブリッドコンテナ 4.6リットル」(2500円)だ。少量のドリンクや食料を保冷したり保温したりすることができるアイテムでSNSなどで話題に。担当者によると、アウトドアシーン以外でも活用されているという。 - スーパーで500ミリのコカ・コーラを見なくなった“なるほど”な理由
再値上げ、再々値上げが続く中、工夫をこらして単価を上げている企業も存在します。その一例が、日本コカ・コーラです。 - ビジネスホテルの“無料朝食”、気になる原価は一体いくら? 激化する“朝食合戦”から見るホテルの今
ホテルが朝食で特色を出そうとしていることは、宿泊者としてひしひしと感じる時がある。新たな施設の建設やリノベーションを施せば特色は強く打ち出せるが、コストはバカにならない。朝食は差別化のアイテムとして取り組みやすい部分なのだろう。 - タピオカブーム終了は“好都合”? ゴンチャに今も行列ができるワケ
2018〜19年に一大ブームとなったタピオカ。その後一段落したように思えるが、当時ブームをけん引していたゴンチャには今も列が出来ている……。その理由とは? 担当者を直撃した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.