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消費者が選ぶ「SDGs評価が高い企業」 3位はユニクロ、2位はイオン、1位は?(3/3 ページ)
ブランド総合研究所は、国内有力企業のSDGsの取り組みを消費者視点で評価する「企業版SDGs調査2022」を行った。最も評価が高かったのは、3年連続で「トヨタ自動車」だった。
17のゴールの中から各社が取り組んでいると思うものは?
調査対象の企業に対し、SDGsの17のゴールの中から各社が取り組んでいると思うものを調査した。
最も平均値が大きかったのは「8.働きがいも、経済成長も」と「9.産業と技術革新の基盤を作ろう」の6.2%で、この2項目とも最も高かったのは総合1位の「トヨタ自動車」で、それぞれ12.1%、16.0%という結果であった。
「6.安全な水とトイレを世界中に」は、260社の平均が3.5%だったのに対し、最大値となったのは「TOTO」の20.6%だった。同様に「7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」は「コスモ石油」の18.7%と、いずれも関連する業界の取り組みがよく知られているケースとなっていた。また、前年より平均点が伸びている項目が多い特徴も見られた。
調査は7月27〜30日に、全国の20歳以上の男女を対象にインターネットで実施。各社1000人(1人の回答者には10社について評価)となるように計2万6000人の回答を集めた。不完全回答や信頼度の低い回答は集計対象外とし、2万2554人の回答を集計した。調査は各社のSDGs取組の評価、17ゴール別の評価、ESG活動の評価、情報入手経路などについての設問を設けたほか、各社の好感度、利用経験、就職意欲、投資意欲などについての質問も設け、SDGs活動による各社の企業評価への影響度を分析した。
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