ローソンは9月26日から、新作スイーツ「濃厚生チーズケーキ」「濃密カヌレ」を発売する。トレンドを押さえた商品開発を強化し、さらなる売り上げ拡大を目指す。「濃厚生チーズケーキ」「濃密カヌレ」の2品は新たな定番商品として定着させていく。
同社は消費者ニーズの変化に対応した商品開発を強化している。コロナ禍でのスイーツニーズについて、「自分へのご褒美」「小腹満たし」「疲れを癒す」などを目的に、購入頻度や食べる機会が増えていると分析。また、スイーツを購入するときには、「価格の安さ」「ぜいたく感」「期間限定・季節感」を重視する傾向があるという。
今回発売するのは「チーズケーキ」だ。商品本部 ベーカリー・デザート部シニアマーチャンダイザーの東條仁美さんは、「チーズケーキのタイプは多様化している。今回は『濃厚&とろける』をキーワードに、トレンドに沿った新商品を発売する」と話す。
「濃厚生チーズケーキ」(248円)は、チーズケーキのトレンドである「とろける食感」「濃厚な味わい」「後味の良さ」をテーマに開発した。小麦粉を使わずに2種類のクリームチーズ、北海道産生クリーム、牛乳、サワークリームを使用。低温でじっくりと湯煎焼きにすることで、濃厚でありながらも滑らかな舌触りと、とろける食感を実現した。隠し味にかんきつを加えてほのかな酸味を付与し、すっきりとした後味になっている。
同社は19年3月に「バスチー -バスク風チーズケーキ-」を発売している。発売から3日で100万個を売り上げ、大ヒットを記録した。今回の「濃厚生チーズケーキ」発売に合わせて「バスチー」の展開は終了するという。
関連記事
- ローソン、新たなカフェ事業を展開 ハイレベルなデザートドリンクを提供する狙いは?
ローソンは新たなカフェ事業「MACHI cafe+」を本格始動する。店内厨房を生かし、フレッシュフルーツなどを使用したデザートドリンクを提供。25年度までに全国の500店舗での展開を目指す。 - 無印店舗ではあまり目立たなかった「泡立てネット」 なぜローソン店舗では売れたのか
ローソンは5月から、ローソン店舗での無印の販売を順次開始している。無印店舗ではあまり目立たなかった“意外な”商品の販売も好調だったという。無印を販売する狙いや売れ行きを聞いた。 - 1時間で40本 ファミマの飲料補充ロボがゆっくり仕事をしている理由
ファミリーマートは飲料補充AIロボットの導入を強化している。ロボットは24時間に1000本、1時間に約40本飲料を補充し続けるという。もう少しスピードアップしたほうが効果的ではないのか……? - 30歳時点の出身大学別年収ランキング、1位は「東大」 年収の差はどれだけあるのか
出身大学による年収にはどれくらいの差があるのだろうか。オープンワークが「出身大学別年収ランキング 2022」を発表した。年収ランキング、1位は「東大」だった。 - レジ袋の代わりに「指定ごみ袋」を販売 イオンが提案するマイバッグ以外の新しい選択肢
イオンリテールは「指定ごみ袋」をレジ袋の代替品としてばら売りしている。利用者には受け入れられたのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.