構想から3年 新作「カヌレ」
20年からブームが来ている「カヌレ」の新商品も発売する。カヌレはフランス南西部・ボルドー地方の菓子だ。溝がついた「カヌレ型」に、小麦粉、卵、牛乳、砂糖、バター、ラム酒等を配合した原料を入れ、高温でじっくり焼き上げる。
今回販売する「濃密カヌレ」(160円)は、外側はカリッと、中側はもっちりとした食感を実現するために、カヌレ専用のミックス粉を開発した。生地の仕込みには牛乳のみを使用。ふんわりとしたラムの香りが楽しめる本格カヌレに仕上げた。
濃厚カヌレは1つ160円と、手ごろな価格で提供する。トッピングがないシンプルな仕立てにすること、大量生産を行うことなどで価格を抑えたという。
販売目標は、「濃厚生チーズケーキ」が半年で800万食、「濃密カヌレ」が半年で1000万個とする。2品とも定番商品としての継続を目指していく。
同社は2009年に「プレミアムロールケーキ」を発売。シリーズ累計4億5000万個以上売り上げる大ヒットを記録した。19年には和洋折衷スイーツ「どらもっち」、21年には「生ガトーショコラ」を発売するなどさまざまなヒット商品を生み出してきた。
同社のチルド和洋菓子の売り上げは、コロナ前の19年比で約1割増、5年前の17年比で約3割増と好調だ。
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