男性の家事・育児力が高い県 3位「鳥取」、2位「沖縄」、1位は?(2/3 ページ)
積水ハウスは、全国の小学生以下の子どもを持つ20〜50代の男女に調査した「男性育休白書 2022」を発表。「男性の家事・育児力」を都道府県別にランキング化した結果、1位は「高知県」だった。
男性の育休取得率は
男性の育休取得について聞いたところ、育休を取得した男性は全体の17.2%。前年(12.2%)より5ポイント増加した。年代別では、20代が24.9%と最も高く、4人に1人が育休を取得していることが分かった。
コロナ禍で男性の家事・育児時間はどう変わった?
1日の家事・育児にかける時間を「勤務日」と「休日」でそれぞれ尋ねた。勤務日は男性が1.55時間、女性が4.73時間と、前年(1.46時間、女性5.06時間)の結果より男性は5.4分長く、女性は19.8分短くなっていた。休日は、男性が3.43時間、女性が7.42時間と、前年(男性3.70時間、女性8.01時間)より男性は16.2分、女性は35.4分ほど短かかった。家事・育児の時間的な負担は女性が大きいものの、前年と比べ男女差は減少している傾向となった。
女性の家事・育児時間が減少した理由として、リモートワークをする夫が家事・育児をしていることが一つの要因として考えられた。そこで、男性の家事・育児とリモートワークとの関係を調査した。
コロナ前と比べ家事時間の変化を聞くと、リモートワークをしない男性は57.6%が「変わらない」と答えたが、リモートワークをする男性では65.3%が「増えた」と答えていることが分かった。育児時間についても同様で、リモートワー クをしない男性は58.1%が「変わらない」のに対し、リモートワークをする男性は61.5%が「増えた」と回答。
リモートワークをする時間が「増えた」男性の家事・育児時間を調べると、勤務日は1.84 時間、休日は4.09時間と、男性の平均(勤務日1.55時間、休日3.43 時間)より長いことが分かった。夫のリモートワーク時間が「増えた」女性の家事・育児時間は、勤務日4.15時間、休日6.90時間と、女性の平均(勤務日4.73時間、休日7.42時間)より短くなっていた。夫のリモートワークが、妻の家事・育児時間の時短化に貢献していることがうかがえる結果となった。
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