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JR東海、駅弁新ブランド「車窓食堂」を発足 二段重で楽しみを演出:20周年の節目にデビュー(2/2 ページ)
ジェイアール東海パッセンジャーズは10月1日、同社の製造する駅弁の新ブランド「車窓食堂」を発足する。ブランド発足とともに、車窓から眺める山と海の豊かな風景を連想できる新商品2種を発売するという。
開発の背景は?
「二段重 海 〜金目と鯖の煮魚〜」は、だしと醤油でふっくらと煮上げた金目鯛の煮つけと、脂がのった鯖(さば)の優しい味わいの味噌煮が主役の駅弁としている。
東京、品川、新横浜、名古屋、京都、新大阪駅、リニア・鉄道館の「DELICA STATION」など同社の駅弁売店で、10月1日に発売する。
ジェイアール東海パッセンジャーズの担当者は、開発の経緯を以下のように話す。
「プロジェクトは1年半以上前にスタートしました。駅弁がお客さまにもたらすことのできる価値は何か、信頼感と上質感を伝えるためにはどうしたらよいか、などを検討して進めてきました。コンペをし多数のデザイン案と名称案から検討を重ね『車窓食堂』としました」
20周年という節目にブランドのデビューを記念し、これまでにないものを検討したという。その一つに2段重という形を採用し、食べる楽しみを演出した。
「車窓食堂の豊かな時間になぞらえて新幹線の風景『山』と『海』をヒントにメニューを開発しています。20周年の節目に、あらためて駅弁の価値(豊かな時間の提供)を車窓食堂という形で再定義し伝えていきたいと考えています。より多くのお客さまに車窓食堂の駅弁を手に取っていただき、豊かな時間を感じていただくことを期待しています」
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