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リモートワークであぶり出される「ダメな上司」の典型例(3/3 ページ)

リモートワーク下で、うまくマネジメントができず指導力のなさが露呈してしまう管理職が少なくない。リモートワークであぶり出される「ダメな上司」の典型例とは──?

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求められる「伝える力」

 オンラインスキルだけではない。コミュニケーションを円滑に進めるには「伝える力」も重要だ。研修教育会社の役員はこう指摘する。

 「オンライン上の会話ではリアルのときに話す熱や細かいニュアンスまでは伝えにくい。そのため全て言語化して伝えないといけないが、伝える側が言語化するだけのスキルを持っていないと伝わらない。部下の指導・育成においても言葉にする力、表現する力が高くないとしっかりと理解されることはない。おそらく日ごろからそうしたスキルを持ち合わせている人はオンラインでも伝えることができるし、そういう人ほどリモートワークでも評価は高いだろう」


リモートワークで評価が高い人は、「伝える力」を持っている(画像はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

 言葉にする力、伝える力はリモートマネジメントにおいてはますます重要になる。

 対面時代はオフィスやエレベーターですれ違う際に部下に声がけするなど、コミュニケーション下手な人でもなんとかなっていたが、オンラインに変わって部下指導がうまくできない人が炙り出される。

 どうやって部下をマネジメントするのか。真剣に考えないと管理職失格の烙印を押されるどころか、会社でも生き残れなくなるかもしれない。

著者プロフィール

溝上憲文(みぞうえ のりふみ)

ジャーナリスト。1958年生まれ。明治大学政治経済学部卒業。月刊誌、週刊誌記者などを経て独立。新聞、雑誌などで経営、人事、雇用、賃金、年金問題を中心テーマとして活躍。『非情の常時リストラ』で日本労働ペンクラブ賞受賞。


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