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リモートワークであぶり出される「ダメな上司」の典型例(3/3 ページ)
リモートワーク下で、うまくマネジメントができず指導力のなさが露呈してしまう管理職が少なくない。リモートワークであぶり出される「ダメな上司」の典型例とは──?
求められる「伝える力」
オンラインスキルだけではない。コミュニケーションを円滑に進めるには「伝える力」も重要だ。研修教育会社の役員はこう指摘する。
「オンライン上の会話ではリアルのときに話す熱や細かいニュアンスまでは伝えにくい。そのため全て言語化して伝えないといけないが、伝える側が言語化するだけのスキルを持っていないと伝わらない。部下の指導・育成においても言葉にする力、表現する力が高くないとしっかりと理解されることはない。おそらく日ごろからそうしたスキルを持ち合わせている人はオンラインでも伝えることができるし、そういう人ほどリモートワークでも評価は高いだろう」
言葉にする力、伝える力はリモートマネジメントにおいてはますます重要になる。
対面時代はオフィスやエレベーターですれ違う際に部下に声がけするなど、コミュニケーション下手な人でもなんとかなっていたが、オンラインに変わって部下指導がうまくできない人が炙り出される。
どうやって部下をマネジメントするのか。真剣に考えないと管理職失格の烙印を押されるどころか、会社でも生き残れなくなるかもしれない。
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