調査リポート
24卒学生が注目する、企業の「多様性」に対する取り組み 2位は「男女比率」、1位は?:6割以上が「企業の取り組みを知ることで志望度上がる」(1/2 ページ)
学情が、24卒の学生に対して、企業の多様性に関する調査を実施した。学生は、どういった点に注目しているのか。また、6割の学生が、企業の取り組みを知ることで、志望度が上がると答えた。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
学情(東京都千代田区)は、24年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に「ダイバシティ&インクルージョン(D&I)」に関する調査を実施した。その結果、学生が企業の多様性に関する取り組みを知るために最も注目する点は、「働き方の制度・柔軟性」(72.6%)であることが分かった。
ダイバシティ&インクルージョンを推進する企業について聞いたところ、「好感が持てる」(47.2%)と「どちらかといえば好感が持てる」(35.5%)が合わせて8割以上となった。
ダイバシティ&インクルージョンに関する取り組みを就職活動において意識するか尋ねると、「意識する」「どちらかといえば意識する」と回答した学生が合わせて45.0%となった。
回答した学生からは、「多様性を重視している企業は、イノベーションも起こりやすいと思う」「LGBTの友人と交流し、どんな人も生きやすい社会をつくることに貢献したいと思うようになった」などの声が寄せられた。
関連記事
- 24卒文系が「就職したい企業」 3位は東京海上日動、2位は三菱商事、1位は?
産経新聞社とワークス・ジャパンは、24年3月卒業・修了予定の大学生・大学院生を対象に、「就職希望先調査」を実施し中間結果を発表した。文系総合の学生に人気の企業1位は「伊藤忠商事」だった。 - 勤務スタイル、24年卒は「在宅×出社」のハイブリッド型を希望? 理由は
若手人材の採用サポートを手掛ける学情(東京都千代田区)は、2024年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に「勤務スタイル(出社かテレワークか)」に関するアンケートを実施した。 就職活動において「勤務スタイル」を「意識する」と回答した学生は6割を超え、希望する勤務スタイルは「出社を基本とし、週に数日テレワーク」が最も多かった。 - 日本のiPhone、世界37の国・地域で“最安” でも「買いやすさ」はイマイチ 低賃金が影響
ММ総研が、世界37の国と地域でiPhoneの販売価格を調査。その結果、9月に発売したiPhone 14シリーズの4機種全てで、日本が最安となった。一方、賃金に占めるiPhoneの販売価格の割合は18番目に低い結果となり、安さの割に購入しやすさはそこまで高くないようだ。 - 深刻化する円安、高齢者ほど悪影響 値上げなどで購入を諦めた商品・サービスは?
政府・日銀が為替介入を行うなど、円安が深刻化している。特に食費や光熱費など、生活必需品に関する値上げも進んでおり、個人消費に大きな影響を与えているようだ。 - 全国のマクドナルドで「紙ストロー」提供へ 10月7日から おいしさにも考慮して開発
日本マクドナルドは、10月7日から全国のマクドナルドで紙ストローや木製スプーンなどを提供する。神奈川県や京都府の店舗で先行導入していたが、全国へ展開する形。年間で900トンのプラスチック削減を見込む。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.